ケーススタディ - Vivino

Vivinoは、2010年にリリースされたワイン・マーケットプレイスアプリです。ユーザー数は5,000万人以上、1,250万種類ものワインが登録されています。ユーザーが自分にぴったりのワインを選べるようにと作られたVivinoは、世界中のワイン好きなユーザーのコミュニティから集められたユーザー評価、レビュー、価格などのデータから、各ユーザーに合わせたユニークなショッピング体験を提供します。

トップクラスのワイン検索アプリとして人気を得た後、Vivinoは徐々に世界最大のオンラインワインマーケットプレイスとしての地位を確立しました。130人の従業員を有する同社は、アジア、北南米、ヨーロッパの18ヶ国でワインを販売しており、500以上の業者との取引実績があります。現在は、既存市場での成長拡大と全体的なワイン注文数増加に力を入れています。

ワイン検索ツールとして成功を収めることがVivinoのビジネスモデルだった当初、マーケティング予算の大半は、ユーザー獲得（UA）戦略とアプリインストール増加に投入されていました。それからEコマース事業の拡大に着手するようになると、オーダー数を増やすためにより多くの予算を費やしました。

Vivinoにとって、アプリでのワイン販売数を増加させるには、新規・既存ユーザーをセグメント化することが不可欠だったのです。そこで、新規ユーザーにはまずワインボトルをスキャンしてもらい、評価やレビューをしてそのワインを登録してもらうように促し、頻繁にワインを購入するユーザーには、そのユーザーにおすすめのワインを提案するようにしました。Vivinoはこの施策をとおして、コスト指標やLTVモデルを適切に判断し、ユーザーにリエンゲージするためのリターゲティング戦略を改善する必要性に気づきました。アプリ内でのユーザージャーニーをマッピングすることの重要性が次第に明らかになってきたのです。しかし、その頃使用していたツールには、どのユーザーが、いつ、どのようにワインを購入しているかを計測する包括的なマーケティングスタックが備わっていませんでした。これが、VivinoがAdjustのようなモバイル計測パートナーの必要性を実感したきっかけです。

Adjust Measure  には、アトリビューション、アナリティクス、データアクセスが含まれます。このAdjust Measureとオーディエンスビルダーを使用した結果、Vivinoはインストールの流入元と、ユーザーがどのようにアプリを使って購入に至っているかについての全体像をよりクリアに捉えられるようになりました。コホートレポートを横断してユーザー行動とパターンを比較することで、アプリユーザーの95%がワインボトルをスキャンしたことがある、などの貴重かつ重要なユーザー指標が明らかになりました。

Adjustのソリューションを実装してから、Vivinoは以前よりもはるかに効率的に広告費を使えるようになりました。結果として、チームはマーケティング予算を増加させるとともに、複数のチャネルを横断するテックソリューションやオートメーションソリューションを導入し、アプリを成長させることに成功しました。

Adjust導入後のVivinoの実績：

• マーケティング予算 前月比300%増加
• パフォーマンスチャネルにアトリビュートされるオーダーが500%増加
• パートナー数が1年で300%増加