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ケーススタディ- パピレス

パピレスについて

漫画サービスを提供しているRenta!で、プロフェッショナルな翻訳と漫画を手頃な価格で提供しています。2014年には電子書籍の累積販売数が1億を突破すると同時に、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、ドイツなどのグローバル市場にも拡大しています。

課題

リマーケティング キャンペーンのパフォーマンスを最大化するための適切なユーザを見つける

パピレスはモバイルアプリ成長戦略の一施策として、過去3年間モバイルDSPであるRemergeを使用してきました。Remergeはアプリリターゲティングに特化した広告プラットフォームです。コンテンツおよび漫画アプリとしてユーザーファネルのステージに基づいて戦略的にユーザーをリエンゲージすることは、モバイルの成長にとって重要です。同社は、ユーザーエンゲージメントとアプリ内購入を増やすために、アクティブな未課金ユーザーとアクティブな課金ユーザー両方を対象としたキャンペーン配信を実施しました。

またパピレスは、アンインストールしたユーザーを対象としたターゲティングに特に興味を持っていました。リターゲティングにおいては、アンインストールユーザーと再インストールユーザーを計測し把握することはとても重要な要素のひとつです。これらのユーザーは、広告クリック後、アプリが再起動されずアプリの各ストアへ遷移するので、配信先から除外する必要があります。アンインストールユーザーのデータが無い場合、クリックは計測されますが目標(アプリ再起動)まで至らないので、アプリ再起動率(リエンゲージメント率)が正確に把握できなくなります。


ソリューション

Adjustのアンインストール・再インストール機能を活用してより精査されたリターゲティングセグメントを実現

Adjustのアンインストール・再インストール計測ソリューションを使用することにより、ユーザーライフサイクルトラッキングが可能となります。マーケターはアプリユーザーの状態と、離脱したユーザーを復帰させるキャンペーンのパフォーマンスを計測できます。また既存のユーザを再獲得するほうが、新規ユーザを獲得するよりコスト的なメリットもあります。アンインストール計測で離脱の原因を特定し、再インストール計測でリエンゲージメント施策の効果を計測、評価することもできます。

AdjustとRemerge のシームレスな連携により、Remerge はアンインストール・再インストール機能を使用して、アンインストールしたユーザーをリターゲティングキャンペーンのターゲットから効果的に除外し、アンインストールしたユーザーを非対象に配信を実施しました。これらのポストバックは既存のリターゲティングキャンペーンにも適用されました。

土屋 清

株式会社パピレス 海外事業部長

リテンションとユーザ エクスペリエンスを長期的に向上させるためには、ユーザのコンバージョンとドロップオフポイントを理解することが重要です。パピレスは、ユーザ行動を計測することにより、製品およびパフォーマンス マーケティングの改善に関するインサイトを得ることができました。ユーザーがいつアプリをアンインストールしたかを示すデータポイントと、アプリ内のどの時点で興味を失ったかを示すデータポイントは、パピレスのチームがユーザーがファンネルのどの時点から離脱したかを理解するのに役立ちました。

結論

リエンゲージメントキャンペーンの効果が大幅に向上し、予算配分の正確性も向上

  • アプリ再起動率が 21% 改善: アンインストールと再インストール機能を実装した後、パピレスのアプリ再起動率は27%から48%に増加しました。
  • ROAS が 50 % 向上: ROAS の増加は、コンバージョン指標の改善にも直接関係しています。
  • 精査された予算配分: アンインストールユーザーを確実に除外することで、無駄な配信を最小化でき、予算配分の正確性が向上しました。