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ケーススタディ - minne
minne
minne(ミンネ)は、ハンドメイド作品を「買いたい人」と「売りたい人」をつなぐ国内最大のハンドメイドマーケットです。アクセサリーやステーショナリー、生活雑貨、食品など、55万人以上の作家さんが作った1,000万点を超えるハンドメイド作品が展示・販売されています。またminneスタッフがピックアップしたおすすめ作品や季節やトレンドにあわせた特集など、素敵な作品と出合える場所もいろいろとご用意。「売りたい人」には自身の作品を発表し販売できる場を、「買いたい人」には一点ものや個性豊かなアイテムとの新しい出合いを、それぞれminneが提供しています。
Adjust導入後、代理店とのレポーティングがスムーズに
minneは2015年にアプリの広告出稿を開始しましたが、当初使用していた計測ツールは高額な上、一部媒体との連携にも制限がありました。そこで、2017年に新しいツールの採用を検討し、協議の結果、配信を検討していた全てのネットワークと連携ができるAdjustを導入することにしました。
代理店やネットワークで普及率があまり高くない計測ツールを利用すると、連携を開始する際の手続きや日々の作業をする上で、担当者とのコミュニケーションに時間がかかりがちです。
池田さんは、Adjustと広告代理店との連携は問題なくできたと話します。「運用をお願いしていた広告代理店さんでも、Adjustの使い方やノウハウがたまっていらっしゃったので、運用やレポーティングもスムーズにでき、新規のパートナー連携もとても楽にできました」
また、Adjustを導入してから広告配信までのスピードが格段に速くなり、平均して1~2営業日ほど作業時間が短縮できました。現在は「トラッカーを作成するまではこちら(minne)で担当し、パラメーターは代理店さんが作成しています。代理店さんにAdjustの管理画面の閲覧権限を付与するだけなので、とても簡単です」(池田)
「業務の一部として、私たちになくてはならないツール」
池田さんと平木さんは、日々行なっているデータの取得から各媒体の配信状況の確認を、たった15分で行っています。
「Adjustの管理画面からiOSとAndroidの数値をそれぞれ確認し、広告成果を詳細に分析するためCSVでデータを取得しています」(平木)。その後、取得したKPI値 (課金ユーザー、収入イベント、ダウンロード数など)をクラウド上の管理シートに反映させ、簡易的なダッシュボードとして社内共有をしています。
Adjust SDKで取得されるローデータは、AdjustサーバーからminneのDMPにリアルタイムで自動転送されています。このデータは他のチームがより緻密なデータ分析を行うために活用されています。
「オーディエンスビルダー」で広告運用の予算と休眠ユーザーを把握
Adjust機能で特に好評をいただいている「オーディエンスビルダー」。ユーザーセグメントを自由に設計し、広告IDリストを抽出できることから、「やりたいと思ったときにすぐに行動に移せ、スピード感をもって施策に取り組める」と平木さんも語っています。
オーディエンスビルダーは、リターゲティング広告に使われるのが一般的ですが、minneが2018年11月12月に行なった施策では、アプリの休眠ユーザーの行動と広告運用の予算を把握するために活用されました。
結果
- 6通り以上のセグメント条件を試したところ、目標CPA の1/5で展開できる条件を複数発見できた。
- 広告回収ができて、かつ、広告費の適切な投下の仕方、考え方のベースが把握できたのはとても有益だった。目標を達成するために必要な予算額を算出できるようになった。
- 休眠期間が長いAndroid とiOSユーザーを比較すると、Androidユーザーは広告を当てても動かなく、iOS ユーザーは休眠期間が長くても動きが良いなど、 OSごとのユーザーの動向も把握することができた。
「アドフラウド防止機能」で媒体の配信面を精査
「ちょうど世の中でアドフラウドという言葉が出始めていたときが、一番被害に直面していたタイミングでした」(池田)
社内での認識が薄く対応が後手にまわっていた状況が続く中、minneは2017年にAdjustのアドフラウド防止機能を導入しました。導入初期は、ある媒体の8割が不正と検出された事例も。
幸いなことに、minneが関わっていた媒体の多くは不正防止の取り組みに協力してくれ、現在も信頼できる関係が築けているとのこと。平木さんもAdjustのアドフラウド防止機能を導入したことにより、「アドフラウドを気にせず本来の仕事に集中できる環境がある」と話します。