ゲーム
ケーススタディ - Magic Tavern × Smadex
Magic Tavernについて
2013年の創業以来、Magic Tavernはモバイルやタブレット端末で楽しめるゲームを制作してきました。サンフランシスコを拠点とする同社は、近年カジュアルゲームで繰り返し成功を収めており、2019年にはパズルゲームアプリ「マッチングトン・マンション」がグローバルで1億回以上のダウンロードを達成しました。さらに、その後に公開したゲームアプリ「Project Makeover」も同様のダウンロード数を記録するほどの勢いでした。
Project Makeover
メディアを横断するコラボレーションを企画したライセンス管理担当のIMGにより、Magic Tavernのパズルゲームアプリ「Project Makeover」は、エミー賞を受賞したNetflixの人気番組「クィア・アイ」(スカウト・プロダクションズ製作)との演出を実現させました。番組のメインキャストである5人組「ファブ・5(ファイブ)」がキャラクターに加わった「Project Makeover」は、ファッションとインテリアコーディネートが楽しめるオシャレなマッチ3パズルゲームです。
Magic Tavernは、市場をリードするマーケティングプラットフォームAppLovinのパートナースタジオです。AppLovinは、「Project Makeover」アプリを成功に導くために、Magic Tavernにソフトウェアソリューションやクリエイティブに関するアドバイスを提供しています。
課題:新たなマーケティング戦略の必要性
2019年に「マッチングトン・マンション」が記録的なダウンロード数を達成すると、モバイル広告エコノミーは、ユーザープライバシーポリシーに関する大きな変化に直面しました。Appleが2021年に発表したAppTrackingTransparencyにより、IDFAの取得が困難になりました。「Project Makeover」の収益化モデルは、広告収益よりもアプリ内購入に頼っているため、Magic Tavernのモバイルマーケティングとユーザー獲得の費用が以前よりも増加しました。
そこで、同社は「Project Makeover」に高い価値をもたらしてくれるユーザーを獲得するため、AppLovinを活用して新たな広告機会を模索することにしました。AppLovinはMagic Tavernに対し、世帯普及率が急増しているコネクテッドTV(CTV)を広告チャネルとして同社の広告を配信することを提案しました。Statistaによると、2022年は米国世帯の87%がインターネットに接続されたテレビを少なくとも1台所有しているという記録的な普及率の高さが明らかになっています。
ソリューション:CTVキャンペーンを計測できるパートナーと連携
他の多くのアプリ開発企業と同様に、Magic TavernはCTV広告に投資することに躊躇していました。なぜなら当初は、CTVキャンペーンの効果を正確に計測することができなかったからです。モバイル計測パートナーのAdjustが直近でリリースしたCTV AdVisionは、業界初の包括的なCTVマーケティングソリューションです。Magic Tavernは、CTV AdVisionの「CTVからモバイル」の計測機能をCTVソリューションとして選定しました。
CTV計測ソリューションを確保したMagic Tavernが次に目を向けたのは、サードパーティーのピクセルを使用した計測が可能なデマンドサイドプラットフォーム(DSP)を見つけ、Adjustでアトリビューションができるようにすることでした。同社が選んだSmadexは、多岐にわたるパブリッシャーやアドエクスチェンジに対し、機械学習による透明性の高いレポート機能を提供するプログラマティックソリューションです。
ジャスミン・カオ(Jasmine Cao)氏
AppLovin グロースマネージャー
高度な機能の数々に加えて、Adjustで粒度の高い収益・継続率のエンゲージメントデータを計測できることから、Magic TavernとAppLovinは、Smadexが強力なDSPだと確信しました。
結果
CTV広告を導入した結果、Magic Tavernは優れたパフォーマンスを達成しました。SmadexとAdjustとの連携により、同社のマーケティングチームはインストール、アドエクスチェンジ、アプリインベントリーを一つひとつ詳しくドリルダウンすることができたのです。特定のキャンペーン、パートナー、さらに広告の配置を分析することで、パフォーマンスの低い分野を特定し、それに応じてそれぞれの広告の配置を最適化できるようになりました。
ジャスミン・カオ(Jasmine Cao)氏
AppLovin グロースマネージャー
第1弾の最適化で行った戦略的調整の結果、Magic Tavernはエンゲージメントが高く収益化につながりやすい、より高い価値をもたらすユーザーを獲得できるようになりました。こうしたユーザーを獲得することで、Magic Tavernは広告費用回収率(ROAS)を向上させつつ、拡張インストール単価(eCPI)を大幅に下げることができたのです。現在、CTVは高パフォーマンスチャネルとして認識されていますが、モバイルと同様のインストール単価(CPI)が確認されています。
SmadexとAdjustを活用してMagic Tavernが達成したこと
- eCPIが65%以上低下
- 0日目のROASが4倍増加
- 7日目のROASが2倍以上増加