ショッピング
ケーススタディ- LinioとCriteo
Linioについて
Linioは、メキシコ、コロンビア、アルゼンチン、チリ、ペルーでサービスを展開する南米のオンラインショッピングプラットフォームです。2012年にRocket Internetの企業として誕生し、2018年よりGrupo Falabellaの傘下に。現在は、Webサイトとモバイルアプリでプラットフォームを運営しています。
Criteoについて
Criteoは、確実かつ結果にインパクトを与える広告で世界中の販売業者をサポートするグローバルなテクノロジー企業です。2,700人以上の従業員、20,000のクライアント、数百万もの専門家を抱える同社は、あらゆる規模のビジネスに効果的な広告を提供しています。
課題
Linioの「ホットセール2020」に向けて顧客中心の戦略を立て、結果を効果的に計測
Linioは、期間限定の割引価格で商品を購入できるイベント「ホットセール」を毎年開催しています。Linioのモバイルチームは、マーケティング戦略をアクションに落とし込むのにホットセールがこれ以上ない機会だと考えました。コロナ禍に起因するEコマースアプリの利用増加を受け、2020年のホットセールはこれまでで最も長く実施されました。売上増加の施策に最適なタイミングだったことから、チームはデータ主導のアプローチを徹底的にとることにしたのです。そして、前年の結果の確認や具体的な傾向の特定、それに応じた調整などが行われました。Linioにとっての重要な課題は、「牽引力の維持」、「ホットセール期間中に顧客に価値を提供すること」、「ユーザーが商品を閲覧・比較する際に購入完了へと誘導すること」でした。
ヤレッツィ・エスピノーサ(Yaretzi Espinosa)氏
Linio パフォーマンス・コンテンツ マーケティング マネージャー
ソリューション
AdjustとCriteoが、リアルタイム最適化のインサイトと今後の戦略プランをサポート
Linioにとって、成功への鍵はAdjustとCriteoとチーム連携をすることでした。Criteoは、ユーザーをプラットフォームに取り込むための強力な原動力として、Linioによるターゲットを絞ったキャンペーンの実施をサポートし、Adjustは、キャンペーンを適切なオーディエンスへと届けるCriteoの機能をさらに強化するためのデータとインサイトを提供しました。この連携により、Linioはあらゆる関連データを取得できたのです。データのソースがWebサイトかアプリかに関わらず、すべてのデータが統一され、かつ明確でした。
Linioはリアルタイムに取得できるインサイトにより最適化を行い、将来に向けた戦略を構築する中心となることに成功しました。同社の計画ワークフローは、履歴データを分析し、結果を予測してアクションに落とし込むことから始まります。AdjustによってLinioはすべての履歴データの全体像をしっかりと把握し、特定のキャンペーンに関する重要な意思決定をすることができました。たとえば、アプリにより注力することや、クーポンの配布が利益につながるかどうかを確認することなどです。
このデータを活用して、Linioはユーザーと各チャネルのROIに関する理解を深め、正確かつデータに基づいた意思決定が可能になりました。ユーザーがアプリを最初にインストールした時点で、関連性のある商品をユーザーに提示する絶妙かつ最適なタイミングを見極めることができたのです。この期間が過ぎてしまうと、ユーザーがアプリをアンイストールする可能性が非常に高くなるため、この時点で有益な情報が得られたことはキャンペーンにとって重要でした。リアルタイムな情報がなければ、ユーザーのリテンションとLTVの高いユーザーの獲得に焦点を当てることは不可能です。
ラケル・アルボレス(Raquel Albores)氏
Linio モバイル シニア アナリスト
結果
前年比で2倍の成長を達成
AdjustとCriteoと連携することで、Linioの2020年のホットセールは予想以上の結果を達成し、売上は前年と比較して大幅に増加しました。
- 売上が前年比2倍に増加
- 広告費用の40%をモバイルに投資した結果、取引の50%がアプリ内で発生
- ROASが50%増加
ヤレッツィ・エスピノーサ(Yaretzi Espinosa)氏
Linio パフォーマンス・コンテンツ マーケティング マネージャー
イザベリ・ディ・ロベルト(Isabely Di Roberto)氏
Criteo シニア アカウント ストラテジスト