セッション | Session
セッションとは
セッションとは、ユーザーがアプリ内で操作や行動を行った期間を指します。通常、アプリを開いた時からのアプリ内の滞在時間がセッションとして計算されます。
セッションとして計測されたデータは、ユーザーがアプリを使用した平均時間や、最もエンゲージしている時間などを特定する際に用いられます。
セッションが重要な理由
セッションデータを分析すると、ユーザーがアプリで実際にどのような行動を取ったかを明らかにすることが可能です。
セッション(セッションの長さなど)分析と利用状況のデータ(アプリ内イベント)を組み合わせ、ユーザー毎のあらゆる行動を分析することによって、アプリ内収益の機会や問題点等を特定し、パフォーマンスの改善に向けて最適化を図ることができます。
市場の分析例
Eコマースアプリ:ユーザーのコンバージョンに達するまでに必要な時間や、アプリの各ページの滞在時間をセッションで確認できます。
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ゲームアプリ:セッションの長さを分析し、ユーザーが十分な時間を費やしてゲームを楽しんでいるかどうかを確認できます。
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SNSアプリ:1日のセッション数を検証することで、ツールの利用が日常生活にどれだけ浸透しているかを確認できます。エンゲージメントやリターゲティングを推進する上で、最も長いセッションが発生する時間帯がいつかを把握しておくことはとても重要です。
セッションを元にモバイルマーケティング分析をすることによって、アプリユーザーに最適なエクスペリエンスを提供し、アプリの収益化と継続的なアプリ利用を最大限に高めることができます。
セッションとAdjust
モバイルにおけるセッションを定義するのは非常に複雑です。セッションを「ユーザーがアプリを起動した後の時間」と定義している企業もありますが、これでは今日1日のアクティブユーザーを考慮していない形となります。ユーザーの多くは、1つのアプリにだけエンゲージするのではなく、複数のアプリを同時に利用し、アプリ間を行き来する傾向があります。例えば、音楽アプリで曲を切り替えて、その後すぐにメッセージアプリなどの別アプリに移動することも考えられます。
そのため、Adjustのセッションの定義は「アプリ起動から最短30分間で区切られた滞在時間」と定義されており、端末におけるマルチタスクの特性を説明付けることが可能です。またユーザーがアプリを訪れる頻度や実際のアプリの利用時間をより正確に理解できるようになります。一般的な定義とは若干異なりますのでご留意ください。
セッションは、Adjustの管理画面にて簡単に分析することができます。Adjust SDKをアプリに実装すると、セッションや利用状況を分析し、さらに詳しくユーザー行動を把握できるようになります。
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