リアルタイム入札 | Real-time bidding

用語集 リアルタイム入札 | Real-time bidding

リアルタイム入札(RTB)の定義

リアルタイム入札 (RTB) は、プログラマティック広告のメディアバイイングのサブカテゴリーです。オークション形式で1インプレッション(広告表示)ごとにリアルタイムに入札が行われる仕組みのことを指します。RTBは通常、サプライサイドプラットフォーム (SSP) あるいはアドエクスチェンジによって行われます。

SSPは、パブリッシャーがディスプレイ広告、モバイル広告、動画広告などのインプレッションを自動的かつリアルタイムに買い手側へと売り出すプラットフォームです。広告枠の買い手側にはデマンドサイドプラットフォーム(DSP)やアドエクスチェンジ、アドネットワークが含まれます。SSPを導入することで、パブリッシャーはインベントリやインプレッション単価(CPM)をより正確に管理できます。

アドエクスチェンジは、サプライサイドがアドエクスチェンジにインベントリを送り込む方法です。

リアルタイム入札 (RTB) の仕組み

複数の広告主は、インプレッションが発生した時点でパブリッシャーのインベントリに入札を行い、最高値で落札した広告がユーザーに表示されます。広告主はRTBを導入することで、正確にターゲットを絞り込んで自社の広告に最も関連性の高いインベントリに集中的に入札できるため、より優れたROIや広告1000回表示あたりの有効単価(eCPM)を実現できます。さらに、広告主はRTBを活用することでキャンペーン予算をリアルタイムに調整し、キャンペーンの成果を最適化できます。

仮に、ゲーム内でレベルアップする度にユーザーに広告を表示させるモバイルゲームがあるとしましょう。レベルアップが発生した瞬間、モバイルSSPはこのユーザーに対する広告の表示を希望する広告主全員を対象に広告オークションを行います。複数の広告主がインベントリに入札すると、瞬時に最高額で入札した広告主が決定。最終的に、その広告主の広告がユーザーに表示されるといった仕組みになります。

また、パブリッシャーと広告主は、最小価格や最大入札価格、入札の優先順位や対象となるインベントリといったRTBのパラメーターが設定できます。

リアルタイム入札が重要な理由

RTBは広告主とパブリッシャー双方に有益な仕組みです。それでは、RTBがどのような利益をもたらすのか見てみましょう。

  • 広告主の場合: RTBにより、インベントリ購入の絞り込みを行いながら、合理化・効率化を図ることができます。ターゲットを正確に絞り込み、最も関連性の高いインベントリに集中して入札することで、優れたROIを達成できます。結果として、より関連性の高い広告がユーザーに表示されます。
  • パブリッシャーの利点: RTBによって収益を拡大し、さまざまなバイヤーに広告インベントリを開示し公開入札を行うことで、広告枠の使用率が向上します。またパブリッシャーは、どのバイヤーがどの広告インベントリを購入しているかを可視化し、その情報を基にプレミアム広告枠を設定して、より多くの収益を上げることもできます。

RTBとAppLovin Exchange(ALX)

AppLovin Exchange(ALX)は、業界をリードするアプリ内RTBエクスチェンジで、バイヤーと世界中の15億台以上のモバイルデバイスにインストールされている60,000以上のモバイルアプリをつなぎます。ALXは150を超えるDSPと連携して、マーケター、代理店、ATDに豊富なインベントリへのアクセスを提供します。ALXオークションでは、高品質のインベントリがインプレッションごとに購入されます。バイヤーは、アプリ内SDKを介して、最も競争力が高いオークションに直接アクセスできます。

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