追跡型広告を制限| Limit Ad Tracking

用語集 追跡型広告を制限| Limit Ad Tracking

「追跡型広告を制限」とは

追跡型広告を制限 (LAT: Limit Ad Tracking) は、広告主がiOS端末ユーザーの広告識別子 (IDFA) を保持することを、ユーザーがオプトアウトできるようにする機能です。この設定を有効にすると、ユーザーのIDFAは、計測されていても空白のままです。つまり、ネットワークは広告IDが確認できないため、ユーザーのデバイスには、追跡型広告(ターゲティング広告)が表示されません。

LATがONにされると、アトリビューション コンバージョンなどのイベント計測がオフになります(この制限に遵守したAdjustの計測法を以下に説明します)。

「追跡型広告を制限」が重要な理由

プライバシーの侵害に対する懸念が高まる中、この設定を有効にするユーザーは、広告主により個人データが計測・収集されるのを避けようとします。追跡型広告の表示が制限されることになりますが、ユーザーの意思決定において大きな影響があるかどうかは、定かではありません。

ユーザーが「追跡型広告を制限」を有効化する理由

LATを制限するかどうかの判断は、プライバシーに対する認識や一般的な警戒心によるものです。LATのオプション機能が提供されているのは、プライバシー保護を重要視するユーザーが安心してデバイスを利用できるようにするためです。また、広告を避けるユーザーが常に存在するため、ユーザー自身が自由に設定できるようにして、業界のエコシステムが過剰な規制を受けることを避けているのです。

「追跡型広告を制限」とAdjust計測

Adjustでは、LATの影響を軽減する機能であるPrivacy Insightsを構築しました。この機能により、AdjustはLATを有効にしたユーザーグループに特化したデータを提供することができます。

LATを設定したユーザーの割合を計測する指標は、最もエンゲージメントの高いユーザーの対局を表します。エンゲージメントが低いユーザーを特定することにより、それらのユーザーグループをターゲットから除くことができます。Adjustでは、自動生成される匿名IDを使って、 LATユーザーによるインストールの重複排除を行った上で、アトリビューションを行います。端末IDは除外されるため、そのユーザーが後でターゲットになることはありません。これはLAT設定の意図に沿っていますが、匿名ソースに対するアトリビューションは可能です。

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