クリック認証 | Click Validation

用語集 クリック認証 | Click Validation

クリック認証とは

クリック認証は、Adjustによるモバイル不正防止の新しい基準です。パートナーとインプレッション計測データを共有して、クリックに対応するインプレッションの存在を確認します。広告が確かに表示されたことを確認することで、マーケターのデータを侵害し広告費を盗み取るクリック不正を防げます。

クリック認証の仕組み

ユーザーが広告をクリックするには、ユーザーの端末に広告が表示されていなければなりません。しかしこれは全て理論上の話であり、現状では、広告チャネルは有効なインプレッションに関する情報をアトリビューションパートナーに提供することなく、広告のクリックを自由に申告しています。そのため、(各インプレッションを検証することにより)本来拒否されるべき不正なクリックも送信されています。

アドネットワークは、社内で分析を行うために、インプレッションと配信する広告を計測しています。従って、これらのデータをアプリ計測ツールと共有することが可能です。Adjustのクリック認証は、クリックに対応するインプレッションが存在することを確認するために、パートナーからデータを受信して正当性を確認します。

クリック認証は、アドネットワーク側がインプレッション情報をユーザーのクリックに対応する固有のIDとともに、Adjustへ送る必要があります。クリック前のインプレッションを要求することで、同じデバイスでのエンゲージメントの一致を検証できます。クリック認証により、一層正確なアトリビューションが可能となり、アドフラウドによる予算の損失を低減できます。

クリック認証は、以下の3種類の不正に対して有効です。

  • クリックスパム: この不正は、ユーザーが実際にクリックしてないのにも関わらず、不正業者がクリックを発生させるものです。クリックスパムの詳細は、こちらの用語定義でご確認ください。

  • クリックインジェクション: これは、クリックスパムの進化形です。不正業者は、Androidの「インストールブロードキャスト」を傍聴して、別のアプリがデバイスにダウンロードされたことを検知できます。この情報を使って、インストールが完了する直前にクリックを発生させて、インストールに対するクレジットを盗み出します。

  • Spoofed User: リプレイ攻撃とも呼ばれるもので、実際のデバイスデータを使って、実際にインストールせずに、正当に見えるインストールを発生させます。

Adjustの ホワイトペーパーでは、各広告チャネルに独自のIDを付与したインプレッション(とその結果のクリック)を送るように求める新標準について解説しています。この機能を使用することにより、不正業者の負荷が劇的に増加するため、結果としてアドフラウド防止につながります。

クリック認証とAdjust

クリック認証は、Adjustが提供するクライアント向けの追加パッケージです。

クリック認証は、Adjustがアドフラウドの撲滅を目指して設立したアドフラウド防止連合 (CAAF) のネットワーク業界会員の基本要件となる予定です。モバイルエコシステムにおける不正行為に対してより透明性を持ち、力を結集して対抗するために、クリック認証の採用を呼びかけています。

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