アクティブユーザー | Active User

用語集 アクティブユーザー | Active User

アクティブユーザーの定義

アクティブユーザーとは、一定期間内にアプリを利用したユーザーを指します。アプリ開発者やマーケターは、この指標からアプリの成長やエンゲージメント、定着率に関する貴重なインサイトを得ることができます。

一般的に使用されるアクティブユーザー数の計測期間

アクティブユーザーの定義には主に3つのタイプがあります。

1日あたりのアクティブユーザー数(DAU):特定の日にアプリを利用したユーザー(例:1月1日)

1週間あたりの平均アクティブユーザー数 (WAU):7日間の間にアプリを使用したユーザー(例:1月1日~7日)

1ヶ月あたりのアクティブユーザー数(WAU):30日間の間にアプリを利用したユーザー(例:1月1日~31日)

アクティブユーザー数を計測するのに適切な期間は、アプリのカテゴリーによって異なります。1日あたりのアクティブユーザー数を健全な数に維持することが有益である一方、ホテル予約アプリやバンキングアプリなど、季節要因の影響が大きかったり、利用状況の変動が激しいことを前提としたアプリの場合には、1ヶ月あたりのアクティブユーザー数の方が適切かもしれません。1ヶ月あたりのアクティブユーザー数からは、継続率が健全かどうかを確認することもできるため、多くの企業にとって重要な指標となっています。

3つの指標の中で一般的に最もよく使われているのが1日あたりのアクティブユーザー数と1ヶ月あたりのアクティブユーザー数で、これらはアプリの「定着率」を算出するのに使用できます。定着率とは、ユーザーがアプリに戻ってくる頻度を示す指標です。

例えば、1ヶ月あたりのアクティブユーザー数が500人で、そのうち毎日50人がアプリを利用している場合、アプリの定着率は10%です。つまり、1日あたりのアクティブユーザーのうち10%は、1ヶ月ずっとアクティブにアプリを利用しているユーザーだということです。

アプリ定着率の計算式

ユーザーとアクティブユーザーの違い

アクティブユーザー数は、選択した期間で各ユーザーを一意にカウントすることで算出されます。1人のユーザーが1日に何回もアプリを利用した場合でも、1人のアクティブユーザーとしてカウントされます。しかし、アプリをインストールしたものの、選択した期間中に利用していない非アクティブなユーザー、または離脱ユーザーもいます。こうしたユーザーはアクティブユーザーとしてはカウントされませんが、リエンゲージメントキャンペーンによってその後アプリを再び利用する可能性があります。

アクティブユーザーが重要な理由

収益をもたらす可能性のあるアクティブユーザーを把握することは、ビジネスの観点において重要です。アプリを成功させるには、アプリを継続的に利用してくれる十分な数のアクティブユーザーを確保しなければなりません。

一定期間内におけるアプリのアクティブユーザー数を計算することは、マーケティングキャンペーンの効果計測にも役立ちます。特定の日に行われたプッシュ通知や週次のセールなどに関連するアクティブユーザー数の急上昇については、同種のキャンペーンと比較して分析し、パフォーマンスを評価することができます。

重要な指標の計算にあたっては、アクティブユーザー数を把握することが不可欠です。継続率などの数値は、ユーザーが一定期間アクティブであるかどうかの判断に依存しており、顧客生涯価値(またはLTV)などの指標については、継続率抜きで計算することができません。

まとめると、アクティブユーザー数は、アプリの全般的な健全性をチェックする上で、また、より詳細で有益な指標を計算するための最初のステップとして役立ちます。

アクティブユーザーとAdjust

アクティブユーザー数は、それ自体がアプリの健全性を測る上での手軽な指標となります。特定の期間における1日、1週間、1ヶ月あたりのアクティブユーザー数を理解することで、アプリのパフォーマンスを把握できます。

しかし、そのデータを最大限活用するには、マーケターと広告主は一人ひとりのアクティブユーザーを、データ収集によって獲得したほかの情報と紐付ける必要があります。アプリ内支出額、セッション数、ユーザー行動などの指標を組み合わせて、アクティブユーザーが本当に価値をもたらしてくれているかどうかを見極めなければなりません。

Datascapeですべてのデータを1つの管理画面に集約し、明確なインサイトを得て迅速な意思決定につなげましょう。

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