GoogleがAndroid向けのプライバシーサンドボックスを発表:業界への影響
Simon (Bobby) Dussart, Chief Executive Officer, Adjust, 2022年2月17日.
Googleは2月16日(現地時間)、Chrome向けのプライバシーサンドボックスをAndroidに導入する計画を発表しました。この変更においてGoogleが目指しているのは、「ユーザーの情報が保護され、モバイル広告を成功させるためのツールを開発者とビジネスに提供する、プライバシー保護を重視した効果的な広告ソリューション」を開発することです。これらのソリューションは少なくとも今後2年をかけて構築およびテストされ、その間、Googleの既存広告プラットフォームの機能は引き続きサポートされます。
Android 12のリリースに伴いGoogleは2021年6月2日、デバイス設定で広告のパーソナライズをオプトアウトしたすべてのユーザーのAndroid広告IDが取得できなくなることを発表しており、今回のアップデートはこの発表に続くかたちとなりました。Android広告IDが現在どのように使用され、今後このプライバシー変更がどんな影響を業界に与えるか、そして、プライバシーサンドボックスが導入された際のアトリビューション計測についてはこちらをご覧ください。
プライバシー重視の変更がビジネスに与える影響
今回の変更において、現時点ではAdjustのお客様に影響はありません。Googleのプライバシー変更が施行されるまで、Adjustは引き続きAndroid広告IDを使用して確定的アトリビューションを行います。施行後は、オプトアウトしたユーザーのアトリビューションにAndroid広告IDを使用できなくなります。
AdjustはAndroidの広告IDを社内に保存したことはなく、ユーザーのプライバシーを尊重するため、広告のパーソナライズをオプトアウトしたユーザーのすべてのAndroid 広告IDは、受信時にフラグされる仕様となっています。
皆様には、Googleのプライバシーサンドボックスのページをご一読いただき、お気に入りに登録されることをおすすめします。このページには、プライバシーを守るためのAPI向けのソリューションや、複数年にわたるロードマップとイニチアティブ、最新機能などの情報が記載されています。さらにGoogleでは、プレビューの設計提案とテストに関する業界関係者からのフィードバックを募集しているとのことです。
過去8ヶ月にわたって、AdjustはGoogle 広告のチームと緊密に連携し、新ルールが導入された後も、引き続きすべての広告インベントリに確定的アトリビューションを提供できるよう取り組んできました。Adjustは、今後もユーザープライバシーを最大限尊重しつつ、広告主がマーケティング活動において適切な意思決定をするのに役立つインプットとインサイトを提供して参ります。
Googleは今回の発表において、「将来的な変更に先立って実質的な通知を提供することを目的としている」と述べています。Adjustは引き続き、お客様が効果的かつプライバシー規制に準拠した方法で自信を持ってキャンペーンを計測・最適化するために必要なインサイトと最新情報をお届けしていきます。
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