ブログ Adjust、サブスクリプションアプリをサポートする計測機能を発表

Adjust、サブスクリプションアプリをサポートする計測機能を発表

Adjustは、アプリのサブスクリプションビジネスが2020年も引き続き業界の主流になると考えています。Tinder、YouTube Premium、HBO Goなどのサブスクリプションモデルを採用しているアプリは、App StoreとGoogle Play ストアの両方で2019年のトップチャートを率いる存在となりました。

Google Play ストアの上位225のアプリの79%、およびApp Storeの上位225のアプリの49%は、サブスクリプションモデルです。このモデルを採用するのは全アプリの1%にも満たない中で、この数字は驚異的だといえます。

しかしこれまでは、サブスクリプションを発生させたユーザーイベントを計測し、これらのイベントをシームレスにソースへとアトリビュートするのは容易ではありませんでした。これを受けて、Adjustは最新リリースとなるサブスクリプション計測機能を発表しました。これにより、多くのアプリが実用的なデータを活用して効果的なマーケティングを実施できるようになります。

サブスクリプション計測について

Adjustは、アプリ開発者がサブスクリプションイベントと収益を管理し、ユーザーがアプリにエンゲージするかについて理解を深めるためのサポートをします。

(※動画の右下のCCをクリックすると、日本語字幕を選択できます)

サブスクリプション計測機能により、企業は新しく設定されたサブスクリプションイベントを確認できるようになります。これらのイベントを分析することで、ユーザージャーニー全体を把握でき、サブスクリプションユーザーがアプリ内でどのような行動をしているかについて実用的なデータが得られます。例えば、以下のような新しいイベント計測が可能です。

  • ユーザーがトライアルを開始
  • ユーザーがトライアル後にサブスクリプションに登録
  • ユーザーが割引キャンペーンを利用してサブスクリプションに登録
  • ユーザーのサブスクリプションの支払い手続きで問題が発生
  • サブスクリプションが更新された、あるいはされなかった

AdjustのイノベーションチームがApptopiaのデータを基に実施した調査によると、現在サブスクリプションモデルを採用したアプリの約半数がモバイル計測パートナーと連携をしていません。イノベーションチームのハイスベルト・ポルスは、サブスクリプション計測機能の登場によってこの状況が変化すると予測しています。「Adjustは、サブスクリプションイベントを完全に可視化したデータを提供する業界唯一のモバイル計測プロバイダーです。複数の管理画面を切り替えて作業したり、複雑な連携をしたりする必要はありません。このソリューションにより、サブスクリプションモデルを採用した多くのモバイルアプリが現在把握できていない真のLTV(顧客生涯価値)の計算がはるかに簡単になります」

では、真のLTVが分かることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?ポルスは次のように話します。

「主なメリットは、サブスクリプションデータ、つまりサブスクリプション契約が有効なユーザーのLTVをアプリのライフサイクルとは別に計測できるようになることです。これができるのは現在Adjustだけです。例えば、あるユーザーがアプリをスマートフォンからアンインストールしたとしても、サブスクリプション契約が続いている限り、Adjustはサブスクリプションによる収益を特定のデバイスにアトリビュートすることができます。これまでアプリをアンインストールした後のサブスクリプションを計測できるプロバイダーが業界にいなかったため、今回リリースされた新機能は大変画期的なものであり、非常に注目されています」

この新機能は急成長を遂げるサブスクリプションアプリ市場にも大きな影響を与えます。

サブスクリプションアプリにアトリビューション計測が必要な理由

サブスクリプションアプリがユーザーとアプリ開発者の両方にメリットをもたらす理由は明白です。ユーザーが優れたエクスペリエンスを楽しめると同時に、アプリ開発者は安定した定期的な収益源を確保することができるからです。CensuswideがAdjustの委託により実施した最新調査では、25〜34歳の消費者がサブスクリプションアプリで最も多くの金額(1ヶ月あたり25.85ドル)を使っていることが分かりました。一方で、55歳以上の消費者は最も少ない金額(1ヶ月あたり13.97ドル)でした。

サブスクリプション型のアプリの中でも最もダウンロード数が多かったのがストリーミングアプリ (30.7%) で、その次にゲームアプリ (9%) とニュースアプリ (4%) が続く結果となりました。

アプリのサブスクリプション以外では、OTTもサブスクリプションビジネスの成長が著しい市場であることが分かりました。調査対象の消費者は、ストリーミングおよびオンデマンドエンターテインメントサービスに1ヶ月あたり平均33.58ドルを支出しています。回答者が愛用しているストリーミングサービスとして挙げたトップ5は、Netflix、Amazon Prime、Hulu、Disney+、YouTube TVでした。

こうした豊富な機会が市場にあることから、データ主導の意思決定を行わないアプリは、重要な成長の可能性を逃してしまう恐れがあります。

AdjustがサブスクリプションユーザーのLTV計測にどうお役に立てるかについては、担当のアカウントマネージャーまたはカスタマーサクセスマネージャーにお問い合わせください。機能の詳細についてご案内させていただきます。

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