AdjustとABEMA、日本でコネクテッドTV・OTT市場初となるパートナー連携を開始
Tiahn Wetzler, Director, Content & Insights, Adjust, 2022年1月31日.
日本は、世界的に成長を続けるコネクテッドTV(CTV)・Over-The-Top(OTT)業界の主要市場です。Adjustはこの度、この業界におけるトップクラスの製品とパートナー連携を提供するため、日本のOTTストリーミングサービス・エンターテイメント企業のABEMAとのパートナー連携を発表しました。CTV・OTT業界における日本初のパートナー連携であり、成長著しい市場で広告戦略の強化と拡大を狙う広告主をサポートするソリューションです。
人口1億2,500万人の日本で、OTTは巨大市場へと成長を果たしました。オーディエンスへリーチし、CTVからモバイル、またはCTVアプリ自体へのユーザーの誘導を目指すマーケターと広告主には、多くの機会がもたらされています。過去5年半でABEMAアプリのダウンロード数は7,300万回を超え、ある週の利用者数は平均1,825万人を記録し、CTVでの視聴数は前年比を上回りました。2017年、CTVの視聴者はABEMAの全体ユーザーのわずか4%だったものの、2019年は7%、2021年には14%に増加しました。この傾向が続くと、ABEMAのCTVユーザーベースは今後も大きく伸張していくだろうと予測されます。
日本のCTV市場
日本においてOTTは巨大市場へと成長し、CTVを主軸として急激に伸び続けています。2021年時点、日本のCTVユーザー数は2,640万人(人口の21%)に上っており、2025年までに2,860万人(人口の23.2%)に達すると予測されています。日本のCTVの普及率をより細かく見ると、2025年までにインターネット利用人口の26%、さらに全デジタル動画視聴者の37%がCTVユーザーになるという見込みがあります。さらに、一部の調査ではそれを大きく上回り、16〜69歳のネットユーザーの58% がCTVを利用するという予測結果も出ています。
TBSやフジテレビなどの大手放送局はテレビ業界を独占していますが、「Paravi(パラビ)」や「FOD」などの独自のサブスクリプション ビデオ オン デマンド(SVOD)サービスの提供も開始しています。また、各社が展開する広告ベースのビデオ オン デマンド(AVOD)OTTサービスでは、見逃し配信も視聴可能です。国内で人気のあるAVODサービスは、ABEMA、TVer、YouTubeです。広告インベントリーのほとんどは、これらのOTTストリーミングサービスから直接、またはCTVインベントリーを提供するDSPから購入することができます。
また、広告費用も急増しています。2021年には175億円 に達し、2024年までに588億円を突破すると予測されています。
成功の鍵となるクロスデバイス計測
モバイル普及率が非常に高い日本では、モバイル・アプリ広告主が成功を収めるには、クロスデバイス計測が不可欠です。AdjustのコネクテッドTV計測ソリューションを使用すると、CTV広告キャンペーンのモバイルコンバージョンを計測できます。これは、リニアテレビが認知度向上ツールとして広く認識されている日本市場では特に重要です。さらに、アプリのコンバージョンやCTV広告により発生したイベントを計測することが可能になるため、AVODサービスを介したCTV広告の展開を考えているマーケターにとって、非常に強力なツールとなります。
また、複数のCTVデバイスを使用してコンテンツを視聴するユーザーが多い日本では、マルチタッチアトリビューションも欠かせません。マルチタッチアトリビューションにより、全体的なキャンペーン戦略においてABEMAで配信される広告など、CTV広告のパフォーマンスを自信を持って評価できるようになります。インストールに至るまでのどのポイントやタイミングでユーザーがどのようにCTVと関わっているかを深く理解することで、マーケターは計測データを活用し、キャンペーンをさらに最適化できます。
日本市場での広告戦略強化には、Adjust計測を使用したABEMAのCTV広告をぜひご検討ください。Adjustのヘルプセンターでは、ABEMAキャンペーンの設定に必要な情報を提供しています。また、AdjustのコネクテッドTV・OTT計測機能についてはこちらをご覧ください。
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